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『激痛に泣かされる痛風』
聖マリアンナ医科大学・西岡 久寿樹先生
インタビュアー ニッポン放送アナウンサー 那須恵理子
痛風とはどんな病気 痛風発作はなぜ起きる 痛風の治療 食生活で予防する 質問コーナーQ&A
 
2日目『痛風発作はなぜ起きる』
―今日は「痛風発作はなぜ起きる」というお話です。風が吹いても痛い、たまらなく痛いので「痛風」という名前が付いたということを聞いたんですが、そんなに痛いものですか。
西岡  これは、かかった人に聞けば一番話は早いんですが、本当に激しい痛みが、特に足の親指の関節を中心に起こるんですね。痛風の「風」というのは病気のことを指すんですけれども、文字どおり痛い病。
―痛みが特徴なんですね。血液中に溶けきれない尿酸が固まって、関節にきて、それで痛くなるというお話でしたけれども、大体足が痛くなるのですか。
西岡  そうですね。理論的に僕たちの血液中に溶ける尿酸というのは100cc中わずか6.5ミリしか溶けないんですよ。ですから例えば検診などで、尿酸値を計り、最近非常に普及していますが、例えば8とか9ぐらいになると血液中に溶けきれない尿酸が固まって、足の親指に沈殿するわけです。その結果、激しい炎症が起き、それが痛みの原因になります。
―それはずっと続くものなんですか。。
西岡  圧倒的に多い場所は、足の親指のつけ根、ひざの関節や足首などですが、不思議なことに症状が出てから48時間ぐらいが一つのピークなんです。
―2日目ぐらいですか。
西岡  その後は徐々に痛みが引いて、大体1、2週間で何事もなかったように症状がおさまっちゃうんですね。
―それは何にもしないで放っておいて、痛くなくなるんですか。
西岡 つまり、尿酸が高いという状態はずっと続いているわけですけれども、炎症は自然におさまってしまう。これがまた痛風という病気の非常に大きな特徴なんです。
―痛みがおさまったからといって変わったわけじゃないんですね。
西岡  そうです。病気そのものは高尿酸血症という状態はずっと続きます。ですから、ここに痛風の治療の非常に大きなポイントがあるわけですが、やはり高尿酸血症を放置しておきますと、一応関節炎がおさまっても、必ずやってきます。
―自然におさまるけれども、必ずまたぶり返してくるものなんですか。
西岡  1回目より、2回目の方が症状が非常に強いですね。3回目はさらに強くなる。
―なるほど、ではきちんと痛いときは痛みを抑えるということを考えて、あとは基本的なものを治していかない限り無理ということですか。
西岡  ということです。
―先生、今日の「健康ワンポイント」お願いします。
西岡  「痛風の激痛は放置しておけば必ずまたやってきます」
(2002年12月17日放送)
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