| ―今日は「痛風発作はなぜ起きる」というお話です。風が吹いても痛い、たまらなく痛いので「痛風」という名前が付いたということを聞いたんですが、そんなに痛いものですか。 |
| 西岡 |
これは、かかった人に聞けば一番話は早いんですが、本当に激しい痛みが、特に足の親指の関節を中心に起こるんですね。痛風の「風」というのは病気のことを指すんですけれども、文字どおり痛い病。 |
| ―痛みが特徴なんですね。血液中に溶けきれない尿酸が固まって、関節にきて、それで痛くなるというお話でしたけれども、大体足が痛くなるのですか。 |
| 西岡 |
そうですね。理論的に僕たちの血液中に溶ける尿酸というのは100cc中わずか6.5ミリしか溶けないんですよ。ですから例えば検診などで、尿酸値を計り、最近非常に普及していますが、例えば8とか9ぐらいになると血液中に溶けきれない尿酸が固まって、足の親指に沈殿するわけです。その結果、激しい炎症が起き、それが痛みの原因になります。 |
| ―それはずっと続くものなんですか。。 |
| 西岡 |
圧倒的に多い場所は、足の親指のつけ根、ひざの関節や足首などですが、不思議なことに症状が出てから48時間ぐらいが一つのピークなんです。 |
| ―2日目ぐらいですか。 |
| 西岡 |
その後は徐々に痛みが引いて、大体1、2週間で何事もなかったように症状がおさまっちゃうんですね。
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| ―それは何にもしないで放っておいて、痛くなくなるんですか。 |
| 西岡 |
つまり、尿酸が高いという状態はずっと続いているわけですけれども、炎症は自然におさまってしまう。これがまた痛風という病気の非常に大きな特徴なんです。 |
| ―痛みがおさまったからといって変わったわけじゃないんですね。 |
| 西岡 |
そうです。病気そのものは高尿酸血症という状態はずっと続きます。ですから、ここに痛風の治療の非常に大きなポイントがあるわけですが、やはり高尿酸血症を放置しておきますと、一応関節炎がおさまっても、必ずやってきます。 |
| ―自然におさまるけれども、必ずまたぶり返してくるものなんですか。 |
| 西岡 |
1回目より、2回目の方が症状が非常に強いですね。3回目はさらに強くなる。 |
| ―なるほど、ではきちんと痛いときは痛みを抑えるということを考えて、あとは基本的なものを治していかない限り無理ということですか。 |
| 西岡 |
ということです。 |
| ―先生、今日の「健康ワンポイント」お願いします。 |
| 西岡 |
「痛風の激痛は放置しておけば必ずまたやってきます」。
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| (2002年12月17日放送) |