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no.0000001502

痛風治療薬の肝臓への副作用が心配です。

相談: (43歳 男性)
1.5ヶ月ほど前に右足くるぶしに異常を感じ次第に強い痛みに変化、さらに歩行不能なほどの激痛と発熱症状となり整形外科に受診。レントゲン検査で骨に異常はなく、血液検査の結果尿酸値が8.8と痛風発作の疑いありの診断でした。

痛みが軽減するまでシップと鎮痛剤の服用を継続(約1ヶ月)し、先日再度血液検査した結果尿酸値8.1でした。尿酸値を下げる薬(排泄促進作用のものを1錠/1日程度から)を服用する治療を開始すべきとの診断でしたが、まれに肝炎を起こす副作用症例があるとの説明を受けると同時にここで継続治療もできるが心配であれば専門医(腎臓内科)を紹介すると説明を受けました。そのような副作用のリスクに関する情報と転院すべきかどうかアドバイスください。
回答:痛風科 教授 大山 博司
両国東口クリニック痛風リウマチ科の大山です。メール拝見しました。

メールの内容から判断出来る限りでも痛風と考えて良いと思います。おそらく数年前から高尿酸血症が存在していたのだろうと考えます。

痛風は長年の高尿酸血症によって関節内の滑膜に沈着した尿酸塩結晶が滑膜から剥がれ落ちるときに起きる急性関節炎です。関節炎が治まっても尿酸塩結晶がなくなったわけではなく、同じような発作を繰り返す恐れがあります。

また、高尿酸血症は痛風発作以外に腎機能障害や心筋梗塞などの危険因子となりますので放置せず何らかの治療により是正する必要があります。食事療法や薬物療法により血液中の尿酸値を正常化することで関節内の尿酸塩結晶も徐々に縮小、消失しますが、これには気長な治療が必要です。

基本的に一度でも痛風発作を起こしているケースでは、薬物療法による尿酸コントロールが選択されます。薬物療法としては、尿酸排泄促進剤(主にユリノーム)と尿酸生成抑制剤(アロプリノール)が使用されます。

ご質問の薬は、ユリノームだと思いますが、現在でも30万人の患者さんが定期的に服用している極めて安全性の高い薬です。しかし、数万例に1例の頻度で劇症肝炎というアレルギー性肝障害を起こすケースがあり特に服用開始1、2ヶ月間は定期的な肝機能チェックなどの注意が必要です。

高尿酸血症の原因は、食事などの生活習慣によるものが2〜3割で残りが体質的、遺伝的な要因です。この要因を調べるため尿酸クリアランス検査をお受け頂くことをお勧め致します。

ユリノームについての副作用情報は、両国東口クリニックのホームページに掲
載しておりますのでご参照下さい。

(財)痛風研究会のホームページに専門医の一覧があります。ご参考にして下さい。
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